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zoom RSS 第6話 稲羽の白兎 いじめられっ子からヒーローへ!

<<   作成日時 : 2006/07/08 21:07   >>

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古事記は素敵なファンタジー

さて、前回、ヤマタのオロチという大蛇を退治した
スサノオが、クシナダヒメと結婚し、宮を建てて、
幸せに暮らしたところまで、お伝えしました。

今回は、古事記の中でも、有名なお話し、
稲羽の白兎物語です。

隠岐の島のウサギは、本土に渡るために、ワニ(サメ)
を騙すことにした。

まず、ウサギはどちらの仲間が多いか比べようと、
持ちかけて、ワニを島から本土の前まで並ばせて
数えるふりをして、背中を渡り始めた。

あと、少しで目的地というところで、口を滑らせて、
バレてしまう。当然ワニは怒り、なんとウサギの皮を
はいでしまった。

ウサギは、赤裸の状態で、ぐったりと海辺に横たわって
いた。(写真は白兎海岸)
画像



そこへ八十人の兄弟神たちが歩いてきて、ウサギを
見つけると、

「痛むのか! それなら塩水を浴びて、風に当たるように
高い山のてっぺんで、寝てるといいぞ」

皮をはがれて赤裸の状態のウサギに、そんなことして、
いいわけない。想像しただけでも痛い!!

しかしウサギはそれを実行してしまう。塩気を浴びた肌は
さらに赤くただれ、風が吹くたびにキリキリとした痛みが
発する。ウサギは苦しさで、泣き叫んだ。

さてこの八十人の神だが、実際にそんなに大勢だったわけで
はないと思う。せいぜい10人ぐらいだろうか。

この神たちはどこへ向かっていたのかというと、求婚の旅に
出てきたのだ。

求婚の相手はヤガミヒメという因幡の娘で、その美しさは、
近隣はもちろんのこと、遠国にまで聞こえていた。

八十人の神が通り過ぎると、1人遅れてやって来る者がいた。
泣きわめいているウサギを見て、

「どうしたのだ」

と尋ねると、先ほどのひどい仕打ちを話した。

「まずは、川の真水で洗って、塩気を落とし、それからガマの穂
を集めて花粉を敷きつめ、その上で転がれば、傷も癒えるよ」

このやさしいアドバイスをした者こそ、今回の主役であり、今後の
古事記にも大きな影響を与えるオオクニヌシである。

オオクニヌシは、あの意地悪な八十神の末っ子で、兄弟
たちにこき使われていた。このときも、重い荷物を背負わされ
1人遅れて歩いていたのだ。

傷が癒えたウサギは、大喜びで、オオクニヌシに向かって、

「ご兄弟の八十神は、嫁をもらうことはないでしょう。
荷物運びをなさっているあなたが、娶ることになります」

ただのウサギではないな・・・なぜならその予言は当たるからだ(笑)


八十神はそれぞれにヤガミヒメに求婚の申し出をしたが、
あっさりと断られ、しかもウサギの予言どおり、

「私は、オオクニヌシの妻になりたいの」

と言われてしまう。

当然に意地悪な兄弟たちは、許せない。
彼らはなんと、オオクニヌシを殺そうと考える。

兄弟たちは、オオクニヌシを山に連れ出すと、赤いイノシシと
見せかけて、真っ赤に焼いた石をオオクニヌシ目掛けて落とし、
焼き殺してしまう。

これを知ったオオクニヌシの母は、キサガヒメ(赤貝の女神)と
ウムギヒメ(ハマグリの女神)に助けを求め、赤貝の粉末と
ハマグリの、乳汁のような水を混ぜた膏薬のおかげで、息を
吹き返した。

この貝のエキスが火傷にはいいらしい・・・

それを知った兄弟たちは、再び騙して切れ目に楔を打ち込んで
おいた大木に誘い込むと、はさみ殺してしまった。

するとまた母神が木を裂いて救い出すと、

「オオクニヌシよ、ここにいては殺されてしまう。ここはスサノオの命
のいらっしゃる根の堅州国へ行きなさい。きっと良い対策をいただけ
るでしょう」

根の堅州国(かたすくに)というのは、地底の国で、須賀の宮で
幸せに暮らしていたと思われるスサノオが、なぜかここにいるという。

理由は分からないが、スサノオは高天原にいたときから、死んだ
母、イザナミに会いたがっていたことから、生きながら、黄泉の国に
近い、この国に住んでいたのかも・・・

とにもかくにも、オオクニヌシは、スサノオのいる根の堅州国へ
逃れたのであった。・・・つづく


=次回予告=

「第7話 スサノオの娘を妻にする試練!!」

さて次回は、根の堅州国へ逃れたオオクニヌシが、スサノオと
対面する。スサノオにはきれいな娘がいて、オオクニヌシは
一目惚れしてしまう。オオクニヌシは、娘を嫁にほしくなり、
父スサノオの試練を受けることに・・・次回をお楽しみに〜





〜マメ知識〜 オオクニヌシは大黒天だった!!


オオクニヌシは漢字で書くと、大国主神となる。つまり大いなる
国の主である神という意味で、とても偉い神さんなのである。
本文中ではすでにオオクニヌシの名前で、登場しているが、
実は初めからオオクニヌシだったわけではない。

当初はオオアナムジという虫みたいな名前(笑)でした。
彼がオオクニヌシになるのは、次回で分かるので、楽しみに
してください。

さて、オオクニヌシは、大黒様の愛称でも呼ばれてます。
つまり、大黒天は七福神の1人であり、本来はまったくの
別の神様だったが、大国と大黒、字音が同じなため、
いつのまにか、オオクニヌシも大黒様と呼ばれるように
なってしまったのだ。

どちらもニコニコしていて、大きな袋を背負っているという
共通した姿形が、拍車をかけたんでしょうね!!



次回の第7話はコチラからどうぞ↓
http://kazanami.at.webry.info/200607/article_13.html

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