ミケランジェロの「最後の審判」
さて今回は、ローマのヴァチカン美術館にある、システィーナ礼拝堂に
描かれている「最後の審判」について、お話ししたいと思います。
美術館に行く前に、ちょっとした出来事があったので、話したいと思います
ヴァチカン美術館にたどり着く前に、横断歩道があるんですが、信号が
ないために、なかなか渡れないんですよ。車が途切れるのを待っていると、
隣にいたイタリア人が、手を大きく上げながら、渡り始めたのです。
「危ない」と思った瞬間、車は横断歩道前で、止まったんです。
イタリアでは、そうやって渡るみたいですね。日本みたいにそれほど
信号があるわけではないので、無理やり手を上げて渡る慣習が、あるそう
です。それにしても、引かれるんじゃないかと思うぐらい・・・ちょっと
勇気がいりますね(笑)
さて、本題に戻りましょう。ヴァチカン美術館は中世に建てられ、ルネッ
サンス期に装飾された教皇宮殿に展開されています。収集が始まったのは、
16世紀初頭のユリウス2世の時代です。また収集だけではなく、著名芸術
家たちに依頼し、館内に制作させたものもあります。その代表の一つが
「最後の審判」です
ミケランジェロによるシスティーナ礼拝堂の天井画が完成したのは
西暦1512年。それから24年が経過した西暦1536年に、ローマ教皇パウルス
3世の命により、システィーナ礼拝堂の祭壇の壁に「最後の審判」を描く
ために、ミケランジェロは、再びシスティーナ礼拝堂にやってきたのです。
ミケランジェロは既に60歳になっていました。
「最後の審判」はイエスを真ん中にして、上を天国、下を地獄として
文字通り、天国か地獄かを審判する模様が、描かれています。
左には天国へ上る人を描き、右下には、落ちる者の姿が描かれています。
この20メートルもある壁画は、フレスコ画で描かれ、一つ一つに、意味
があります。まずイエスキリストと聖母マリア。
キリストは、この世の終末に現れる、救世主であると考えられると同時に、
世界の終焉に、罪深き人類を裁断する者としても、解釈されていました。
また中央下には、生きながらに皮を剥がれ、殉教した聖バルトロマイが
描かれており、自身の皮をその手に持つ。この剥がされた皮に浮かぶ顔は、
当時のミケランジェロが、自分の心の思いを表した、肖像画であるとされ
ています。非常に自虐的に描かれています。
そして右下には、地獄の罪人たちと、死者の魂を裁判する地獄の王ミノス。
ミノスはギリシャ神話に登場するクレタの王で、最古の海軍を組織し海賊を
追い払いエーゲ海域を制覇、法を制定し善政をおこなった後に死去するが、
弟ラダマンテュス、敬虔で知られたアイアコスとともに冥府の裁判官と
なったとされています。
ミケランジェロの作品は、彫刻でもわかりますが、非常に体を筋肉質に
表現することが多い。この作品もイエスが非常に、筋肉質に描かれて
いるが、私などは、少し違和感を感じてしまう。イエスが生きていた
時代の、食生活を考えると、もう少し華奢な感じがするんですが・・・
みなさんは、どう思いになられるでしょうか。
システィーナ礼拝堂は、建設したシクスゥス4世にちなんで命名された
礼拝堂です。1481年に完成すると、広々とした体育館みたいな空間を
飾るべく、当時の著名画家たちが招集されて、描かれました。
その中でも、ミケランジェロが手がけた「最後の審判」が最も有名に
なったのです。
現地では撮影が禁止されているので、残念ながら写真もビデオ撮影も
出来なかったのが、痛かった。(泣)しかし、ここでも「スリがいるから
注意して下さい」と言われたのは、笑いましたね。
システィーナ礼拝堂に入場券払ってまで、スリしに来るなんてね・・・
油断もスキもないですね(笑)
ローマに行くなら、システィーナ礼拝堂のあるヴァチカン美術館は、必ず
抑えておきたいところですね。珠玉の名作が並ぶ、イタリアの美の殿堂で
すから・・・
しかし、なかなかイタリアに行くというのが、難しいですよね。
そのときは、雰囲気だけでも味わえる場所なら、日本にもあります。
栃木県の那須にトリックアート館があり、その一つに、ミケランジェロ館が
あります。本物の5分の3の大きさですが、「最後の審判」が観られますよ。
こちらはペンキ画ですが、見事に再現されていますので、もしよければ、
観に行ってはいかがでしょうか。空いてますしね(笑)
隔週で、メルマガを発行しています!!
イタリアを知って日常のストレスを忘れよう
http://www.mag2.com/m/0000140783.htm
描かれている「最後の審判」について、お話ししたいと思います。
美術館に行く前に、ちょっとした出来事があったので、話したいと思います
ヴァチカン美術館にたどり着く前に、横断歩道があるんですが、信号が
ないために、なかなか渡れないんですよ。車が途切れるのを待っていると、
隣にいたイタリア人が、手を大きく上げながら、渡り始めたのです。
「危ない」と思った瞬間、車は横断歩道前で、止まったんです。
イタリアでは、そうやって渡るみたいですね。日本みたいにそれほど
信号があるわけではないので、無理やり手を上げて渡る慣習が、あるそう
です。それにしても、引かれるんじゃないかと思うぐらい・・・ちょっと
勇気がいりますね(笑)
さて、本題に戻りましょう。ヴァチカン美術館は中世に建てられ、ルネッ
サンス期に装飾された教皇宮殿に展開されています。収集が始まったのは、
16世紀初頭のユリウス2世の時代です。また収集だけではなく、著名芸術
家たちに依頼し、館内に制作させたものもあります。その代表の一つが
「最後の審判」です
ミケランジェロによるシスティーナ礼拝堂の天井画が完成したのは
西暦1512年。それから24年が経過した西暦1536年に、ローマ教皇パウルス
3世の命により、システィーナ礼拝堂の祭壇の壁に「最後の審判」を描く
ために、ミケランジェロは、再びシスティーナ礼拝堂にやってきたのです。
ミケランジェロは既に60歳になっていました。
「最後の審判」はイエスを真ん中にして、上を天国、下を地獄として
文字通り、天国か地獄かを審判する模様が、描かれています。
左には天国へ上る人を描き、右下には、落ちる者の姿が描かれています。
この20メートルもある壁画は、フレスコ画で描かれ、一つ一つに、意味
があります。まずイエスキリストと聖母マリア。
キリストは、この世の終末に現れる、救世主であると考えられると同時に、
世界の終焉に、罪深き人類を裁断する者としても、解釈されていました。
また中央下には、生きながらに皮を剥がれ、殉教した聖バルトロマイが
描かれており、自身の皮をその手に持つ。この剥がされた皮に浮かぶ顔は、
当時のミケランジェロが、自分の心の思いを表した、肖像画であるとされ
ています。非常に自虐的に描かれています。
そして右下には、地獄の罪人たちと、死者の魂を裁判する地獄の王ミノス。
ミノスはギリシャ神話に登場するクレタの王で、最古の海軍を組織し海賊を
追い払いエーゲ海域を制覇、法を制定し善政をおこなった後に死去するが、
弟ラダマンテュス、敬虔で知られたアイアコスとともに冥府の裁判官と
なったとされています。
ミケランジェロの作品は、彫刻でもわかりますが、非常に体を筋肉質に
表現することが多い。この作品もイエスが非常に、筋肉質に描かれて
いるが、私などは、少し違和感を感じてしまう。イエスが生きていた
時代の、食生活を考えると、もう少し華奢な感じがするんですが・・・
みなさんは、どう思いになられるでしょうか。
システィーナ礼拝堂は、建設したシクスゥス4世にちなんで命名された
礼拝堂です。1481年に完成すると、広々とした体育館みたいな空間を
飾るべく、当時の著名画家たちが招集されて、描かれました。
その中でも、ミケランジェロが手がけた「最後の審判」が最も有名に
なったのです。
現地では撮影が禁止されているので、残念ながら写真もビデオ撮影も
出来なかったのが、痛かった。(泣)しかし、ここでも「スリがいるから
注意して下さい」と言われたのは、笑いましたね。
システィーナ礼拝堂に入場券払ってまで、スリしに来るなんてね・・・
油断もスキもないですね(笑)
ローマに行くなら、システィーナ礼拝堂のあるヴァチカン美術館は、必ず
抑えておきたいところですね。珠玉の名作が並ぶ、イタリアの美の殿堂で
すから・・・
しかし、なかなかイタリアに行くというのが、難しいですよね。
そのときは、雰囲気だけでも味わえる場所なら、日本にもあります。
栃木県の那須にトリックアート館があり、その一つに、ミケランジェロ館が
あります。本物の5分の3の大きさですが、「最後の審判」が観られますよ。
こちらはペンキ画ですが、見事に再現されていますので、もしよければ、
観に行ってはいかがでしょうか。空いてますしね(笑)
隔週で、メルマガを発行しています!!
イタリアを知って日常のストレスを忘れよう
http://www.mag2.com/m/0000140783.htm
この記事へのコメント